■映画『テルマエ・ロマエII』

「疲れた…、温泉行きたい…」
そんな思いを抱えたまま観に行った映画『テルマエ・ロマエII』。

古代ローマの浴場設計技師ルシウスが現代日本のお風呂にタイムスリップし、日本のお風呂文化を古代ローマのテルマエ（浴場）に反映させていく物語です。

劇場版第二弾となるこの映画『テルマエ・ロマエII』にも、草津温泉から小涌園、大江戸温泉物語など、ステキなお風呂がたくさん登場。
いろいろなお風呂に目で癒された結果、ますます温泉に行きたくなりました。
うーん、大江戸温泉物語の割引券ももらったし、今度行って来ようかな。。。

古代ローマ人が現代日本のお風呂文化に遭遇し、そのお風呂文化をローマ時代に持ち帰るというヤマザキマリの人気マンガ「テルマエ・ロマエ」。
このマンガが実写映画化され、さらにシリーズ第二弾が本作『テルマエ・ロマエII』です。

前作に続き、主人公は阿部寛演じる古代ローマ人・ルシウス。
そして、彼を助けるマンガ家・真実を上戸彩が演じています。

今回ルシウスに命じられるのは、“グラディエーター用のテルマエ”、“子ども用のテルマエ”、“戦士たちに癒しを与えるテルマエ”、“理想の温泉郷・湯～とぴあ”などなど。
彼は、悩むたびに現代日本のお風呂に飛び、何らかのヒントを得てきます。
そして、その度ごとに、偶然真実が居合わせるという。

阿部寛以下、北村一輝、市村正親、宍戸開と言った日本有数の濃い顔の面々も再びローマ人役に扮して登場。
さらに上戸彩の他、竹内力、笹野高史、キムラ緑子ら“平たい顔族”も再び登場しています。

そしてもちろん、いか八朗、菅登未男ら、いい顔のおじいちゃんたちも登場。
彼らの気持ち良さそうな顔を見ていると、お風呂の気持ちよさを実感できますね。


ブルガリアのヌ・ボヤナ・フィルム・スタジオで撮影された古代ローマのコロッセオの様子も、かなり豪華。
2014年3月場所で引退した元力士の琴欧州、曙といった面々もグラディエーター役で登場し、舞台を盛り上げます。


日本のお風呂文化のよさを実感させてくれる本作、ゆるーく楽しめる脱力系娯楽作品です。