『ダイ・ハード2』、『クリフハンガー』などのヒット作で知られる監督、レニー・ハーリン。
私の中で、「ヒット作もあるし大御所なのか…、でも最近の作品を見るとそんなこともないのか…、むしろ微妙な監督なのか…?」と、今ひとつどういう監督なのかわかっていない監督だったりします。
そんな彼が、幼い頃から好きだったというギリシア神話の英雄を主人公にした映画が、本作『ザ・ヘラクレス』。
半神半人の英雄? むしろそれただの親子ゲンカ、兄弟ゲンカじゃ…?
と、今ひとつ腑に落ちない感じのする一作でした。
<STORY>
古代ギリシア、紀元前1200年。女神ヘラから「神々の王・ゼウスの子で、世に平和をもたらす救世主を産む」という託宣を受けたティリンスのアルクメネ王妃は、ゼウスと契りを交わし、王子を授かる。アルケイデスと名付けられた彼を、王妃だけは“ヘラの贈り物”ヘラクレスと呼んでいた。やがて成長したアルケイデスはクレタ島の姫・ヘベと愛し合うが、ヘベはアルケイデスの兄と結婚することとなり、アルケイデスは激戦の地・エジプトに送られる…。
<Cheeseの解説>
この映画の主人公は、ギリシア神話の英雄ヘラクレス。
女神・ヘラの託宣を受けた母親と、全能神・ゼウスの間に生まれたティリンスの王子です。
が、このヘラクレス、いわゆる普通にイメージする“ヘラクレス像”とは、ちょっと違うかも。
このヘラクレス、母に愛されてはいるものの、父(ゼウスではなく、母の夫)であるティリンス王と兄であるイピクレス王子からは疎まれて嫌がらせされています。
そして最愛の恋人・ヘベを、政略結婚で兄・イピクレス王子に取られそうになり、必死に取り返したりするのです。
ライオンを仕留めてその皮を被るという“ネメアの獅子”のモチーフはありますが、それ以外はヘラクレス的モチーフはあまりないかも…。
「The Legend of Hercules」、つまり“ヘラクレスの伝説”という原題ではありますが、むしろ、“英雄の伝説”というよりは“英雄の若き日”を描いている作品です。
この作品で主人公のヘラクレスを演じるのは、「トワイライト」シリーズでエメット・カレンを演じていたケラン・ラッツ。
見事に鍛え上げた肉体をさらして、大暴れしています。
また注目なのは、ティリンス王を演じるスコット・アドキンス。
ヘラクレスの父役とは思えない若々しさと荒々しさで、暴君の姿を見事に演じています。
ティリンス王とヘラクレスの戦いは、なかなかの迫力。
というか、半神半人の英雄・ヘラクレスをあそこまで力で追いつめることができる、ただの人間のティリンス王…、彼の方が逆にすごいんじゃないかという気もしますが…。
『ザ・ヘラクレス』(100分/アメリカ/2014年)
原題:The Legend of Hercules
公開:2014年9月6日
配給:日活、アークエンタテインメント
劇場:新宿ミラノほか全国にて
監督:レニー・ハーリン
脚本:ショーン・フッド/ダニエル・ジアト
製作総指揮:アヴィ・ラーナー/トレヴァー・ショート/ジョン・トンプソン
出演:ケラン・ラッツ/スコット・アドキンス/リアム・マッキンタイア/リアム・ギャリガン/ジョナサン・シェック/ロクサンヌ・マッキー/ガイア・ワイス/ラデ・シェルベッジア/ルーク・ニューベリー/ケネス・クランハム/マライア・ゲイル/サライ・ギヴァティ
公式HP:http://www.the-hercules.com/
私の中で、「ヒット作もあるし大御所なのか…、でも最近の作品を見るとそんなこともないのか…、むしろ微妙な監督なのか…?」と、今ひとつどういう監督なのかわかっていない監督だったりします。
そんな彼が、幼い頃から好きだったというギリシア神話の英雄を主人公にした映画が、本作『ザ・ヘラクレス』。
半神半人の英雄? むしろそれただの親子ゲンカ、兄弟ゲンカじゃ…?
と、今ひとつ腑に落ちない感じのする一作でした。
<STORY>
古代ギリシア、紀元前1200年。女神ヘラから「神々の王・ゼウスの子で、世に平和をもたらす救世主を産む」という託宣を受けたティリンスのアルクメネ王妃は、ゼウスと契りを交わし、王子を授かる。アルケイデスと名付けられた彼を、王妃だけは“ヘラの贈り物”ヘラクレスと呼んでいた。やがて成長したアルケイデスはクレタ島の姫・ヘベと愛し合うが、ヘベはアルケイデスの兄と結婚することとなり、アルケイデスは激戦の地・エジプトに送られる…。
<Cheeseの解説>
この映画の主人公は、ギリシア神話の英雄ヘラクレス。
女神・ヘラの託宣を受けた母親と、全能神・ゼウスの間に生まれたティリンスの王子です。
が、このヘラクレス、いわゆる普通にイメージする“ヘラクレス像”とは、ちょっと違うかも。
このヘラクレス、母に愛されてはいるものの、父(ゼウスではなく、母の夫)であるティリンス王と兄であるイピクレス王子からは疎まれて嫌がらせされています。
そして最愛の恋人・ヘベを、政略結婚で兄・イピクレス王子に取られそうになり、必死に取り返したりするのです。
ライオンを仕留めてその皮を被るという“ネメアの獅子”のモチーフはありますが、それ以外はヘラクレス的モチーフはあまりないかも…。
「The Legend of Hercules」、つまり“ヘラクレスの伝説”という原題ではありますが、むしろ、“英雄の伝説”というよりは“英雄の若き日”を描いている作品です。
この作品で主人公のヘラクレスを演じるのは、「トワイライト」シリーズでエメット・カレンを演じていたケラン・ラッツ。
見事に鍛え上げた肉体をさらして、大暴れしています。
また注目なのは、ティリンス王を演じるスコット・アドキンス。
ヘラクレスの父役とは思えない若々しさと荒々しさで、暴君の姿を見事に演じています。
ティリンス王とヘラクレスの戦いは、なかなかの迫力。
というか、半神半人の英雄・ヘラクレスをあそこまで力で追いつめることができる、ただの人間のティリンス王…、彼の方が逆にすごいんじゃないかという気もしますが…。
『ザ・ヘラクレス』(100分/アメリカ/2014年)
原題:The Legend of Hercules
公開:2014年9月6日
配給:日活、アークエンタテインメント
劇場:新宿ミラノほか全国にて
監督:レニー・ハーリン
脚本:ショーン・フッド/ダニエル・ジアト
製作総指揮:アヴィ・ラーナー/トレヴァー・ショート/ジョン・トンプソン
出演:ケラン・ラッツ/スコット・アドキンス/リアム・マッキンタイア/リアム・ギャリガン/ジョナサン・シェック/ロクサンヌ・マッキー/ガイア・ワイス/ラデ・シェルベッジア/ルーク・ニューベリー/ケネス・クランハム/マライア・ゲイル/サライ・ギヴァティ
公式HP:http://www.the-hercules.com/
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